初めて会った時
「ええ名前やなあ」と言っていただいたこと。
それからも会うたびに
「ええ名前やなあ」
「名前は誰が付けたんや?お父ちゃんか?」
「お嫁に行かずにそのままの名前でおり(笑)」と言って
「美穂ちゃん、美穂ちゃん」と人懐っこく呼んでくださったこと。
「生まれてこのかた、自分の名前を
田舎臭くて嫌いってずっと思っていたから
何度も何度も褒めてもらって、
なんだかまんざらでもなくなって
自分の名前が好きになったのは
先生のおかげでした。
そんな調子で、弓のお稽古の方も
「上手やなあ」とまずは褒めてくれる、そして
そのあと直していかないといけないところをご指導くださる。
仕事の都合もあって、なかなか先生のいる時間に
お稽古に行けなかったけれど、それでも
先生とのお稽古の時間、いつも楽しみでした。
あの朗らかなお声がもう聞けないのかと思うと、寂しい。
本当に寂しい。
先生は、私の名前を褒めてくれたけれど、
先生の名前の方が、随分とかっこいいのです!