いなだみほの甘い生活
by mihoalamode
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ブルーナさんありがとう。
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ものごころついた頃からそばにあった絵本が「ちいさなうさこちゃん」。 そう、わたしにとっては、ミッフィではなくてね、うさこちゃんだったなあ。 何度も何度も繰り返し読んで眺めて…。 小さなあこちゃんと一緒に何度も何度も繰り返し読んで眺めて…。 「ちいさなうさこちゃん」とともに幼少の思い出が細切れだけれどフラッシュバックします。 ほんとに、もう、そばにあるだけで、やさしい気持ちになれる一冊。 おとなになってからは、友の子ども達に幾度となくプレゼントした絵本でもあり。 彼、彼女達の思い出の中にも「うさこちゃん」「ミッフィ」が楽しく、かわいい存在であってほしい。 ブルーナさんの人生は、画家を目指していたけれど、お父様の跡を継いで出版社に務めたり、戦争の経験もあったり…で楽しいことばかりではなかったと思うのだけれど…。 シンプルな線の輪郭と限られた色での配色から、センスはもちろん、 安心感ややさしさがにじみ出ている気がします。 なにより、いつも顔をこちらに向けてくれているうさこちゃん達に、 こども達はもとよりおとなだってきっとみんなほっとし続けているのだと思う。
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