先日、
ユーハイムさんの
イベントでいただいたケーキは「シュヴァルツベルダーキルシュトルテ」。
黒い森の南に位置するシュヴァルツヴァルド地方は、昔からサクランボが多くとれる場所。このサクランボを用いた蒸留酒・キルシュヴァッサーが有名です。地元でとれるサクランボとサクランボからつくられるお酒を使ったお菓子が「シュヴァルツベルダーキルシュトルテ」。スポンジ生地は、黒い森にちなんでココアスポンジ。そのスポンジ生地にキルシュヴァッサーでつくったシロップをたっぷりアンビバージュし、脂肪分の低い生クリームとサクランボでデコレート。色遣いがなんともシンプルで、素朴な味わい。この町はもちろん、ドイツではこのお菓子を扱わないお店はほとんどないというぐらいポピュラーなケーキ。日本でいうところのイチゴのショートケーキのような存在でしょうか。そして、このお菓子がフランスに渡ると「フォレ・ノワール」となり、少しスタイリッシュに大人っぽくなる気がします。
民話によると、シュヴァルツベルダーキルシュトルテは、シュヴァルツヴァルドの民族衣装シュヴァルツベルダーメーデルに縁があるようです。チョコレートコポーのような黒いワンピース、生クリームのような真っ白なブラウス、赤いボンボンがついた帽子はケーキの上のサクランボのよう。ちょっぴりシックだけど、わたしはこのお菓子の配色が大好きです。
実は、わたしがはじめてつくったケーキが、このシュヴァルツベルダーキルシュトルテでした。ダークチェリーの缶づめがなかなか見つからず、あちこち探してまわったこと、いい思い出。ああ、またつくってみようかな。