いなだみほの甘い生活
by mihoalamode
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お菓子を食べたそのあとは…vol.21
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「tit.」、「Chronik」、「Brocantetit」
オーナー谷 奈穂さんの場合
「『FOUCHER』はフランスに住んでる、
日本人の友達からいただきました。
たしか、クリスマスプレゼントだったような…
(結構昔なんで、あやふやですいません)
中味もいただきました。
ただ、箱がバレリーナ柄だったので、
中身よりもそっちに夢中だった気がします。
わたしがバレエ好きなので、
選んで贈ってくださったんだと思います。
それがうれしかったなあって…。
中身のショコラを食べ終えて、
いま入れているのは、
お気に入りのアンティークの紙もの。
お店の品を買いつけに行ったとき、
自分が好きすぎて売れないものや、
お店で最後に少し残ったものなど、
思い出に置いてるものだったりします。
誰かへのプレゼントなどを包むとき用に
ストックしています」。
「フーシェ」は1819年創業、
パリ・オペラ通りにある老舗のお菓子屋さん。
そして、谷 奈穂さんは、かわいいもの好き女子なら誰もが知っている
「tit.」や「Rollo」のオーナーさん。
お店で取り扱う品々は、
とってもステキなものばかり。
ちゃんとご自身の見極める力っていうか選ぶ力を持っていらして
ありそうでないもの、こういうのほしかった、
あったら毎日楽しくなりそうっていうものを
上手にセレクトされています。
そして、
どちらのお店でも、買った品物を入れてくださるペーパーバッグや
小さな包み紙にさえ、麻の細い紐でリボンを結んでくれたり、
きれいな色のテープを留めてくれたり…。
そんな些細なところまで、「うれしい!」があるから
またお買い物に行きたくなります。
さりげないラッピングは、
商品とお金を交換するだけじゃない、
なにかプラスαをお買い物をした女子に渡しているような感じ。
奈穂さんのお客様への小さな心遣いのもとが
入っているのが、
『FOUCHER』の箱なのかもしれません。
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